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ミステリの祭典

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The Private Practice of Michael Shayne
私立探偵マイケル・シェーン

作家 ブレット・ハリデイ
出版日2015年06月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点
(2022/10/01 10:17登録)
このマイケル・シェーン・シリーズ第2作は、2022年現在邦訳がありません。今回の事件は、友人のキンケイド弁護士からの依頼で、富豪が脅迫されているので、対処してもらいたいというものですが、シェーンは弁護士が仲介しているとこの手の事件は問題があるということで、依頼を断ります。しかし夜、キンケイドが面倒に巻き込まれているので、浜辺まで来いという電話がかかってきます。
この事件と、前作『死の配当』の依頼人であったフィリスとシェーンとの関係を絡み合わせた展開で、途中、ほとんどどたばたコメディー的なところもあります。そのコメディー的シーンで、シェーンはフィリスにプロポーズすることになり、最終章は事件解決後、レストランでの二人の仲睦まじい会話です。
ただし、殺人事件の真相の方はどうということもないもので、犯人を罠にかけるシェーンの策略も、ちょっと無茶すぎと思えました。

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