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ミステリの祭典

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セッション 綾辻行人対談集

作家 評論・エッセイ
出版日1996年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 斎藤警部
(2022/08/21 12:37登録)
1996年秋時点、過去に雑誌等で企画された綾辻さん対談/鼎談/座談の数々より、他の書籍に収録済のものを除き、ミステリー/ホラーの話題を中心にピックアップされた10のトーキング・セッション。ギタープレイヤー綾辻行人にぴったりの表題と言えます。

w/宮部みゆき w/楳図かずお w/養老孟司 w/大槻ケンヂ w/京極夏彦 w/北村薫&宮部みゆき w/山口雅也 w/瀬名秀明&篠田節子 w/法月綸太郎 w/竹本健治 

この本は、流水麺でも作って食べる風に軽い気分で読むのが最高でしょう。 中にはディープな領域突入を匂わせたり、厄介な迷宮探索に誘い込まれそうなポイントもあるけれど、気楽な読者目線で見たら、全体通してレイドバックした言葉とイメージのやり取りが敷きつめられた甘く愉しい本。各対談相手の個性もちょうどいい具合にあふれ出ている。 巻末の漫画(単行本袋とじ1篇、文庫袋なし3篇)がやけに記憶に残るのは御愛嬌。サイバラめ..

山口雅也の言う「ニール・ヤング方式」には、大いに共感する所。 あと、綾パン以降のシーンにとって京極夏彦と森博嗣の登場が如何に衝撃だったか、あらためてよく伝わって来ました。

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