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ミステリの祭典

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狂乱家族日記 八さつめ
狂乱家族日記シリーズ

作家 日日日
出版日2007年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2022/06/11 23:00登録)
予言された『来るべき災厄』とは、月香に恋する最強宇宙人の来訪だった!?強欲王と人類の戦いが膠着状態に陥る中、「ナス子さん。ご飯食べようね!」破壊神なのにすっかり懐柔?された月香の「妹」は凰火たちと夕餉の最中だった。そんな楽しい団欒の中、月香は強欲王の求婚に応えると爆弾発言をするのだった。騒然とする一同。どうするSYGNUSS!どうする凰火?ついでに地球の運命は?馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語最大の山場。
『BOOK』データベースより。

いやーいけませんねえ。二ヶ月間空いただけでかなり前作の終盤辺りを忘れていて・・・ダメじゃん自分。それでも読み進むうちに徐々に思い出してきました。そう言えばかなり混沌としながら内容テンコ盛りだったなあとか。兎に角再三再四シリーズを通して語られてきた来るべき災厄の正体が判明し、しかしそれが又大した事でもなくて拍子抜けの感が否めませんでした。それに加え、凶華がある意味不在で何だか話が締まらないです。

中盤まではそんな感じであちこち飛んで、最早収拾が付かない様相を呈しています。終盤漸く凶華が復活し、鶴の一声で決着を付ける方法が決まります。やっぱり混乱を一刀両断するのは彼女以外にいないですね。ここからかなり面白くなりいつもの調子を取り戻します。
最後はやはり愛なんですね。ここでは家族愛ではなく、男女の愛ですが。作者によればここまでがミステリで言うところの問題編、伏線を張り謎を散りばめていくパートで、次巻からいよいよ解決編らしいです。

尚、前作の書評で次回は番外編を読むと書きましたが、予定変更、順次本編を読み進めることにしました。出来ればもう少し間を詰めて。

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