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ミステリの祭典

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綿いっぱいの愛を!
大槻ケンヂ

作家 評論・エッセイ
出版日2005年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2022/06/09 23:25登録)
40歳を目前に控え、忙しくものほほんと過ごしているオーケン。まあヤングの頃はなんだかいろいろあったけど、最近は意外にいーじゃん人生って、なーんて思う毎日を送っている様子。ぶらりぬいぐるみ旅に出かけたり、女の子のいるお店に招待されたり、時にはロリコン殺人犯に怒ったり。勝ち組負け組みなんてくだらないモノサシをぶっ飛ばし、ひたすらロッカー(ぽくない)道をホテホテと突き進む、ププッと笑かすエッセイ集。
『BOOK』データベースより。

本書はSideAとSideB、Bonus Trackに分類されています。Aでは比較的普通のよくあるエッセイで、ジーン・シモンズや中島らもの人となり、手塚治虫のエロい漫画など色々紹介されています。一方Bでは作者の恐怖体験やエロ事件などややダークな内容が中心となっています。ボーナストラックはプロレスの裏話が印象的。

どの話もそれなりに面白く、たまにクスッと笑えるエッセイとなっています。特にオーケンにとって造詣の深いロック(プログレ、ヒップホップ含む)や映画の知識をある程度持っている方には楽しめると思います。
いずれ、無駄なと云うかどうでも良い豆知識が増えることは必至ですね。又オーケンの交友関係や自身の人物像、40手前に思う事などが知れて、ファンにとっては嬉しい内容となっているのではないでしょうか。

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