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ミステリの祭典

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致死量の友だち

作家 田辺靑蛙
出版日2022年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2022/05/20 14:57登録)
 殺伐としたスクール・ライフが二転三転。残りページが少なくなって流石に落としどころを心配した途端にこの結末はどうなの?
 意図的な逸脱ではなく、フィールドの外側から良く知らないものを手探りで書いたら、図らずも生まれた珍品、て感じ。正直この作者のこの路線には期待しないが、本作に限っては苦笑しつつ否定しきれない私がいる。
 意識的にスマートフォンの類を排したのかな~と思っていたら、後半にインターネットがちょろっと出て来て、しかしさほどの必然性は感じられない。前半の設定を維持した方が良かった。

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