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ミステリの祭典

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羊は安らかに草を食み

作家 宇佐美まこと
出版日2021年01月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 蟷螂の斧
(2022/05/09 19:01登録)
~アイ(80)と富士子(77)は、認知症となった俳句仲間の益恵(87)を 「最後の旅」 に連れ出すことにした。益恵がかつて暮らした松山、五島列島を巡る旅である。満州からの引揚者だった益恵は、いかにして敗戦の苛酷を生き延びてきたのか、そして彼女が隠しつづけてきた秘密とは?~

満州での二人の少女の悲惨な体験(ソ連軍や満人に襲われる)は酸鼻を極めます。カテゴリーは「一般」に分類されており、ミステリー度は弱いのかもしれない。でも「戦争悲劇ミステリー」といってもいいかな?・・・。「ロシアに栄光あれ、万歳」とTVから流れる愚かなプーチンの言葉が虚しい。

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