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ミステリの祭典

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民王 シベリアの陰謀
内閣総理大臣・武藤泰山

作家 池井戸潤
出版日2021年09月
平均点3.00点
書評数1人

No.1 3点 E-BANKER
(2022/05/07 18:29登録)
まさか続編が出るとは! もはや池井戸人気の賜物としか言えない。
前作の記憶はもはやないのだけど・・・読んでくうちに「あぁそうだったなぁー」って思い出してきた
単行本は2021年発表。

~人を狂暴化させる謎のウィルスに、マドンナこと高西麗子環境大臣が感染した。止まらない感染拡大、陰謀論者の台頭で危機に陥った第二次武藤泰山内閣。ウィルスはどこからやってきたのか? 泰山は国民を救うべく息子の翔、秘書の貝原とともに見えない敵に立ち向かう!~

うーん。なんでこんな作品出したんだろう?
もちろん2年以上以上続いている「新型コロナウィルス禍」はあらゆるもの、もちろん出版界にも影響を与えているのは間違いないのだけど、あえてこんなテーマをぶつけてこなくても。
これじゃあ、単なる「イロもの」作品になってしまう。

1つ1つあげつらっても仕方がないのだけど、今回はしかも「シベリア」の陰謀っていうことで、シベリア=ロシアということも確信犯なのか、単なる偶然なのか?
まぁコロナ禍当初からウィルス=中国震源説やら怪しげな風評はいくつもあったし、作中に出てくる、温暖化で北極やシベリアの永久凍土が溶けだしてそこから太古のウィルスがはびこる、なんてゴシップ、いくつも目にしたような気がするし。
そんな都市伝説的な話をいくつもつなぎ合わせたような話=それが本作。
こんな作品を池井戸潤が発表してはダメだ。
作者に期待しているのは、熱い(暑い?)男たちが、自分の矜持をかけて、組織の壁に決して挫けることなく、ひたすら前に突き進む物語だ。
フィクションと分かっていても、心を揺さぶられずにはいられない、そんな物語を期待しているのだ。
それを曲げてはいけない。こんな世間に迎合するような作品は他の作家に任せてもらいたい。

いやいや、どうでもいいような書評かいてしまったなぁ・・・
(もう続編はいいよ)

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