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ミステリの祭典

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12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅

作家 リー・ベーコン
出版日2021年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まだ中学生(仮)
(2022/02/02 22:53登録)
環境汚染や戦争を引き起こす愚かな人間を、ロボットが排除して30年後の世界が舞台。
12歳のロボット「XR935」は、与えられた任務をこなす無駄のない日々を送っていた。滅ぼしたはずの人間の少女、エマを見つけるまでは。
米作家による本書は、敵同士のロボットと少女の友情を描いた。「人間がいない方が、世界はずっと素晴らしい」と考えていたXR935だったが、他のロボットに命を狙われるエマが気に掛かり、同僚ロボットと共に彼女を助けることに。
交流を重ねるうち、乱暴で強欲だと教えられてきた人間に、面白くて愛情深い一面があると知る。ロボットたちの個性が魅力的な冒険SF小説。

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