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ミステリの祭典

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人形つかい

作家 ロバート・A・ハインライン
出版日1976年12月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2022/01/05 14:32登録)
 侵略SF、ではあるが、特殊機関のメンバーを通して描かれるので、いきなり寝返る者が出たりして(下手な)スパイ・スリラーに思えたりもする。そしてそれ以上に、侵略者への対抗策がまるで感染症対策のパロディで、作者の社会学的想像力に拍手。
 SF的世界設定が後出しでシレッと追加されるのには笑った。途中でロマンスを挿んだのは余計な気もする(機関のプロフェッショナリズムが揺らいで見えてアレッ? と思った)。

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