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ミステリの祭典

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コンバット・ゾーンの娘
私立探偵カーロッタ・カーライル

作家 リンダ・バーンズ
出版日1992年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2021/12/28 16:32登録)
赤毛のカーロッタ・シリーズ第2作。前作は未読ですが、それがバーンズのデビュー作なわけではありません。それ以前、1981年からマイケル・スプラッグ・シリーズ4作を発表していたそうです。カーロッタはバレーボールをやっているという設定ですが、これはバスケットボールは高校の臨時コーチまで引き受ける、パレツキーのヴィクを明らかに意識していると思われます。
原題は “The Snake Tattoo” で、邦題とは全然違いますが、これはカーロッタが依頼される2つの事件のうち、どちらをタイトルに採るかということです。邦題は高校生に依頼される少女失踪事件の方と考えていいでしょう。原題はカーロッタが警察官だった頃の上司ムーニー警部補から依頼された件の目撃者娼婦のことです。
2つの無関係な事件が並行して描かれますが、どちらも意外性の求め方がちょっと中途半端に思えました。

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