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ミステリの祭典

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霧の悲劇

作家 皆川博子
出版日1982年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 虫暮部
(2021/12/19 10:41登録)
 被害者の過去をほじくり返しているだけでは……? と思っていたら、戦時中の蛮行とかにつながって、島田荘司の社会派作品みたいな流れに。書き方は上手い。
 “プラカード作戦” はなかなか思い切った展開だと苦笑。宗教ネタはサラッと過ぎちゃって残念。古葉が積極的に関わる動機付けが今一つ不明瞭で、課長ではないが “何故そこまで” と言う疑問は残った。

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