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ミステリの祭典

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アウトサイダー
ファインダーズ・キーパー社(ビル・ホッジズものの続編)

作家 スティーヴン・キング
出版日2021年03月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 HORNET
(2021/12/08 21:43登録)
 少年が凌辱された上に惨殺された凄惨な事件。容疑者とされたのは、地元でスポーツクラブのコーチをしていて人望の厚い男。数々の物的証拠に、警察は彼を犯人と決めて派手な逮捕劇を披露する。ところがその男には、絶対に間違いのないアリバイがあり、犯行は不可能だった。全く同じ時間に、確実に二つの違う場所にいた男。科学的にはあり得ない現象に、ファインダーズ・キーパー社のホリー・ギブニーが立ち向かう―

 全く予備知識なく読み始めたので「ホッジズ」シリーズの続きとは知らず、純粋な不可能犯罪ミステリかと思っていたら…上巻のラストにホリーが出て来て「ああそうだったの」と知り、そして物語は非現実的なホラー(?)へ…
 シリーズのホリーにまた会えたのは嬉しかったが、上記のとおり「この不可能状況がどう解き明かされるのか?」と勘違いして期待していたこともあって、気持ち的には途中からちょっと冷めてしまった。
(今、自分の過去書評を見ると、キングのこのシリーズは自分はずっと「5」をつけているなぁ。それなのに出ると読んでしまう…ううん)

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