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ミステリの祭典

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雪降る夏空にきみと眠る

作家 ジャスパー・フォード
出版日2019年06月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 糸色女少
(2021/11/10 23:10登録)
冬になると平均最低気温がマイナス四十度を記録し、冬至の前後八週間の間は人口の99.9%が冬眠する、架空のウェールズを舞台にしている。
伝染性の夢、神話上の魔物が実在するのではないかという噂、かつて失敗した夢現空間計画など、長期間にわたって冬眠をするため自然に夢の要素が物語に入り込んできて、なんでもありの「不思議の国のアリス」的なナンセンス性と、SFが入り混じった面白さに繋がっている。

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