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ミステリの祭典

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ゴースト・ボーイズ ぼくが十二歳で死んだわけ

作家 ジュエル・パーカー・ローズ
出版日2021年04月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2021/11/05 23:06登録)
ジェロームはシカゴに住む黒人少年。おもちゃの銃で遊んでいたところを白人警官に撃たれて、命を落とす。ゴーストになった彼の視点を通じ、根深い偏見の実態を描く。
自分を撃った警察官の娘セアラとだけ会話できることに戸惑い、怒りをぶつけてしまうジェローム。セアラも父の犯した罪を恥じ、苦悩する。セアラと対話を重ねるうち、ジェロームは自分がゴーストとして世界にとどまった意味を悟っていく。悲しく辛い話でありながら、差別のない社会への希望も見える展開に心が揺さぶられる。

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