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ミステリの祭典

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時は乱れて

作家 フィリップ・K・ディック
出版日1978年07月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2021/11/03 15:21登録)
 サンリオSF文庫の表紙はやり過ぎ。そこまで壮大な宇宙ドラマではない。SFではあるが、なんだかパラノイアやアムネジアを扱ったアメリカのスリラーのような感触も強い。原版の出版社は本作をSFではなくサスペンス小説として買ったそうな。P・K・ディックにしてはきちんと“真相”が示されて、その内容はミステリでもこのパターン読んだことあるぞ、そしてその時も思ったことだが、1人の為にここまで大掛かりなことをする必要あるのか? いや、SFしかもディックだと思えば寧ろ受け入れ易いかも。

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