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ミステリの祭典

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金色の獣、彼方に向かう
改題『異神千夜』

作家 恒川光太郎
出版日2011年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 sophia
(2021/10/15 21:28登録)
文句なしに面白いのは歴史スペクタクル「異神千夜」だけです。「風天孔参り」は「夜行の冬」と「秋の牢獄」を足したような話。中盤まで面白かっただけに、オチをちゃんと付けて欲しかったです。「森の神、夢に還る」と「金色の獣、彼方に向かう」はいずれも超自然的な存在とシンクロする話です。この二話は抽象的で、私があまり好きじゃない方の恒川光太郎でした。

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