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ミステリの祭典

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夕暮れ
夜明日出夫シリーズ

作家 笹沢左保
出版日1991年08月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2026/01/26 14:11登録)
(ネタバレなしです) 1991年発表の夜明日出夫シリーズ第4作です。過去のシリーズ3作はアリバイ崩しを中心にした本格派推理小説でしたが、本書以降は作風の幅を広げました。借金を返さずに失踪した債務者を追いかける3人組のやくざが死後切断された腕を発見して殺人事件の犯人と目されてしまいます。このまま彼らを主人公にすれば典型的な巻き込まれ型サスペンス小説の展開となったかもしれませんが、夜明を絡ませることによって会話メッセージの謎解きを中心にした本格派となります。もっとも被害者の素性がわからないこと、手先を使っての依頼殺人らしいことから王道的な犯人当て本格派の楽しみはありません。犯人にたどりつく推理にはかなりの飛躍があるように感じましたし、メッセージの謎解きも夜明が「日本語は難しい」と述懐してますけど相当ひねった解釈での解決でした。

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