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ミステリの祭典

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狂乱家族日記 四さつめ
狂乱家族日記シリーズ

作家 日日日
出版日2006年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 メルカトル
(2021/08/24 22:50登録)
凶華が遊園地で大騒動を繰り広げる少し前のこと、雹霞はパチンコ屋の娘さんに「恋」をした。そして、そんなこととは少しも関係なく凶華は母親?に目覚め、千花は転校した学園で番長?となった。乱崎家のそんな平和?な日々の中、死んだはずのDr.ゲボックが現れ、周辺にはしだいに不穏な空気が漂ってくる―。千花の学校が麻薬汚染!?現象対策局に新局長就任!?新展開だった前巻を超える予測不能の『四さつめ』!怒涛のボリュームで登場。
『BOOK』データベースより。

今回の主役は殺人を目的に造られた生物兵器の雹霞であり、準主役が最後に乱崎家に参入した千花です。それぞれ独立したストーリーが微妙に関連を持ってきて、相乗効果を生み大いに盛り上がります。更に新キャラが続々登場し、物語の根幹に関わる案件が勃発します。そんな中凶華だけは相変わらずのマイペースで己を貫き、何事にも動じることはありません。

他にも遂に宇宙クラゲの月香の変身後の姿もさりげなく明かされたり、最も影の薄い感のある銀夏がやはりあまり活躍しなかったり、とにかく内容盛り沢山の乱れぶりであります。
新たな展開を迎えようとしている本シリーズ、次は何をやらかしてくれるのか楽しみでもあり不安でもあります。おそらく次作ではまた違った物語が始まるのだと思われます。

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