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ミステリの祭典

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Dクラッカーズ―接触‐touch

作家 あざの耕平
出版日2000年11月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2021/07/24 23:21登録)
「実践捜査研究会」を結成した女子高生の二人組、帰国子女の梓と探偵志望の千絵は、同級生の飛び降り自殺の謎を追ううちに、セルネットと呼ばれる麻薬販売組織に行き当たる。
セルネットの扱うカプセルの常用者である「悪魔持ち」による、派手なモンスター召喚バトルが繰り広げられる。カプセルとはどういう成分の麻薬で、誰が製造したのか、セルネットは何のためにカプセルを中高生に撒いているのかといった謎の行き着く先も面白い。
麻薬という危うい題材を扱っているが、セルネットを組織した三人の青年が妙に清々しく魅力的で読後感は非常にいい。

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