| 流れよわが涙、と警官は言った |
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| 作家 | フィリップ・K・ディック |
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| 出版日 | 1989年02月 |
| 平均点 | 7.00点 |
| 書評数 | 1人 |
| No.1 | 7点 | 虫暮部 | |
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(2026/06/29 13:22登録) 或る日、自分のデータが消滅して “存在しない男” になってしまう――と言う、ミステリでも見かけるプロット。SFだから遠慮無く徹底して消えてしまう。SFだからリアリティ気にせずスリリングな不条理劇として読めるのが良い。存在しない筈でもどうにか人の間でやっていく強かさは、まぁ現金を持っていたからってのも大きいか。 だけどそこはディックのこと、後半は話が警察本部長の方へ移って妙に湿っぽくなる。そんな話だったっけ? とも思った。この真相はSFだからセーフでしょう。 解説を読むと、作者の私的なトラブルが物語に影響を与えたみたいなことが書いてある。でも物語内の理屈で言うと、あの人が死なないと状況が元には戻らず、それだと作中人物が真相を認識することは出来ない筈だから話を閉じられない。ああいうゴシップ的なものを真に受けて良いのか、ちょっと疑問である。 |
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