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ミステリの祭典

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コヨーテは待つ
リープホーン警部補&ジム・チー巡査

作家 トニイ・ヒラーマン
出版日1993年11月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点
(2021/09/30 19:57登録)
ヒラーマンはミステリに限らず、やはりアメリカ先住民を主題にしたらしい “Indian Country” 等のドキュメンタリーも書いているそうです。
で、その作家初読作は、リープホーン警部補とチー巡査が共演するようになってからは4作目。チー巡査の同僚が射殺される事件です。容疑者の老人はチー巡査によって、現場近くですぐ逮捕され、持っていた拳銃、硝煙反応などから犯人に間違いないと思われるのですが…
チー巡査の恋人(未満と言ったところでしょうかね)がその老人の弁護人になり、チー巡査自身動機など不明な点が気になって独自に捜査を始めることになります。一方リープホーン警部補も全く別ルートからこの事件に興味を持つようになるという筋立て。しかし2人が協力し合ってという感じにはそれほどなりません。ラストはなるほど、こう来たかというところですが、容疑者老人が黙秘を続けていた理由は拍子抜けの感もありました。

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