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ミステリの祭典

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家政婦は名探偵
ジェフリーズ夫人シリーズ

作家 エミリー・ブライトウェル
出版日2015年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2021/04/30 07:40登録)
(ネタバレなしです) 米国のエミリー・ブライトウェル(1948年生まれ)は複数のペンネームでロマンス小説やヤングアダルト小説を書いていますが、ミステリーは1993年発表のジェフリーズ夫人シリーズ第1作の本書が最初の作品です。舞台はヴィクトリア朝英国で(作者の夫が英国人なのでその影響でしょうか?)、人は好いが探偵能力には疑問符が付くウィザースプーン警部補を家政婦のジェフリーズ夫人を筆頭に使用人集団がサポートする本格派推理小説です。アマチュアですから捜査や警察情報の入手には工夫が必要、ウィザースプーンに恥をかかせぬようストレートに真相を伝えるのではなく自分で気づくよう誘導するのにも工夫が必要というのがこのシリーズの特色のようです。この特色だとストーリーが回りくどくなりかねないですがテンポはスムーズで非常に読みやすかったです。警察の信じがたい落ち度がありますけど(第10章で判明)、シャーロック・ホームズが活躍したヴィクトリア朝ということで許容範囲?

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