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ミステリの祭典

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或るギリシア棺の謎
南美希風/柄刀一版「国名シリーズ」

作家 柄刀一
出版日2021年02月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 HORNET
(2021/06/12 17:21登録)
 短編集「或るエジプト十字架の謎」に続くシリーズで今回は長編。
 南美希風とエリザベスの2人に縁の深い篤志家・安堂朱海の訃報が届いた。多くの会社をもつ企業グループのトップである安堂家は、装飾や習慣の諸所にギリシア様式を取り入れている風変わりな実業家一族。高齢であった朱海の死に悲しみを抱えて出向いた2人だったが、朱海の死に際して発見された謎の脅迫状が、自殺あるいは他殺の疑いを生むことになり―
 作者らしい、精緻なロジックによる丁寧な進め方が本長編ではまどろっこしさに。劇場的な展開でもない中で、この長さで興趣を維持し続けるのは難しかった。前回の短編集の方がよかったかな。

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