赤毛のレドメイン家 別題『赤毛のレッドメーン』『赤毛のレッドメーンズ』『赤毛のレドメイン』 |
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作家 | イーデン・フィルポッツ |
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出版日 | 1956年01月 |
平均点 | 6.38点 |
書評数 | 21人 |
No.1 | 6点 | Tetchy | |
(2008/07/31 20:38登録) かの江戸川乱歩が『Yの悲劇』、『ナイン・テイラーズ』と並んで名作10傑として選んだだけに評価が先行している感は否めない。 彼自身、これを翻案にして『緑衣の鬼』を書いているくらいだからよほど気に入ったのだろう。 しかし、今読むとやはり古めかしく感じてしまう。 読んだのは当時大学生の頃で、あの頃はまだミステリ初心者だったから面白く読めたのかもしれない。 印象に残っているのは主人公の刑事が夕焼けか朝焼けをバックに事件の当事者の婦人と出会うシーン。 あのシーンの描写はさすがアメリカ文芸の大家だなと思わせる鮮烈さを感じた。 |