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ミステリの祭典

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天の川の舟乗り
名探偵音野順の事件簿

作家 北山猛邦
出版日2021年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 虫暮部
(2025/10/04 13:03登録)
 「人形の村」はちょっとズルい。詐欺師が騙りによって何らかの状況をでっちあげることは可能だろう。肝心なのは、そこからどういう名目でカネを引き出すかであって、それをキッチリ作中で確定させないのは手抜きである。
 表題作。殺人と言う行為と動機との間にギャップを感じる。でも初期作品にも似たような思想(?)を絡めていたっけ。
 「怪人対音野要」のトリックは好きだな~。犯人があんなのを予め仕込んでおく不自然さも含めて、これぞ北山猛邦。

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