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ミステリの祭典

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超能力者とは言えないので、アリバイを証明できません

作家 甲斐田紫乃
出版日2020年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まさむね
(2021/01/24 20:00登録)
 大富豪の遺言状の開封のため、孤島の館に集合した一族。一族は長男派と次男派が遺産分割で揉めている。そんな中、遺言状が盗まれ、弁護士も姿を消した。捜索の結果、血の付いたナイフと海に浮かぶ弁護士の上着が発見され…。
 と、書くと、本格ど真ん中設定なのですが、しょーもない超能力を使えるメンバー達によって、ユーモア群像劇風に進行していきます。舞台を観ているような感じ。読み心地も悪くなかったですね。ちなみに、事件に「アリバイ」は関係ないので、タイトルにはちょっと疑問。

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