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ミステリの祭典

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嵐の守り手 1闇の目覚め

作家 キャサリン・ドイル
出版日2020年05月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 まだ中学生(仮)
(2021/01/10 11:32登録)
11歳のフィオンは首都ダブリンを離れ、アランモア島の祖父の家で休暇を過ごすことになった。船から下りたその日、島が目を覚まし、同時に地下深く眠る闇の力もうごめき始める。ミステリアスな予感に満ちたファンタジー。
祖父はキャンドル職人だが、実はキャンドルに「天候」を閉じ込め燃やすことで過去と現在を行き来する「嵐の守り手」のひとり。島の言い伝えでは昔、闇の女王と大地の王が戦い、女王は今も地下に身を潜めているという。嵐の守り手は代々、闇の力を抑える役割を担ってきたのだ。果たしてフィオンは次代の嵐の守り手なのか。
アイルランド育ちの作者が伝説を基に、想像の翼を思うさま広げた読み応えある作品。

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