home

ミステリの祭典

login
サークル

作家 北島行徳
出版日2008年07月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 YMY
(2021/01/07 19:48登録)
三田村友樹は、中学の時の事故が原因で希望の高校に進めず、やがて引きこもりになってしまった。精神科医の東山と出会ったことで立ち直ろうとしていたが、友人の起こした事件に巻き込まれてしまう。
猟奇殺人が出てくるサイコものなどとは違って、ごく会ありふれた人たちの心の病の問題が扱われており、治療法をはじめ何が正しいのか不確かな世界が巧みに描かれている。静かな日常のサスペンスを生み出しているのは、独特のゆらぎの感覚。

1レコード表示中です 書評