home

ミステリの祭典

login
同姓同名

作家 新津きよみ
出版日1999年07月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 虫暮部
(2020/12/18 13:29登録)
 同姓同名と言う要素にさほどの必然性は感じられず、単に紛らわしいだけ。
 悪いのは殺した男であって逃げた女ではない。
 銀座で財布を忘れた女と、4ヵ月後に横浜で再会――斯様な偶然が話の中心に据えられているのは如何なものか。このエピソードがあってこそ女の身許を探れたわけで、御都合主義だと言わざるを得ない。

1レコード表示中です 書評