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ミステリの祭典

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狂乱家族日記 壱さつめ
狂乱家族日記シリーズ

作家 日日日
出版日2005年06月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 メルカトル
(2020/11/22 22:55登録)
「その醜くも穢れきった指先で凶華様のたおやかな御腕を掴むという冒涜行為を今すぐやめろこのユダ的背徳者」ある日、凰火が出会ったのは、罵詈雑言をまき散らすネコミミ、シッポつきの可憐な少女だった。食べ物を掠め取り、大勢の警官に追われるこの人外少女・凶華は一体何者? そして――凰火を襲う最悪の運命とは!? 超常現象対策一課行動部隊長・乱崎凰火と奇天烈な「家族」との馬鹿馬鹿しくも温かい愛と絆と狂乱の物語!! 
Amazon内容紹介より。

作家日日日(あきら 注 文字検索するとちゃんと出てきます)はやはり本物なのか。本シリーズは番外編併せて24作でやっと完結しています。それだけ人気があったのかは分かりませんが、取り敢えずコンプリートを目指しています。アニメ化もされていますし、本作を読む限りこの人の書く文章とは相性が良さそうなので、まあ何とかなるでしょう。これは最早文字で読む漫画(褒めています)です。随所で笑えるし、いじめ(またか)なんかもヘッチャラ、敵も味方も救ってしまう凶華の無茶苦茶な作戦など読みどころ満載です。

今回含めおそらく今後も、家族愛を描いたものとなっていくであろうと想像されますが、かりそめ家族或いは即席家族の中で果たして誰がクロなのかという命題はそっちのけで、様々な事件が起こりそうな予感がします。
もうキャラが立っているとか云う次元を超えて、それぞれが個性の塊で性格描写もきっちりなされていますし、ラノベもこんなのばっかりだと楽しいなと思いますね、ええ。

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