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ミステリの祭典

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探偵は友人ではない
真史と歩シリーズ

作家 川澄浩平
出版日2020年11月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 まさむね
(2020/12/18 23:51登録)
 鮎川哲也賞受賞作「探偵は教室にいない」の続編らしい。「らしい」と表現しましたのは、確かに前作は読んだものの、細かな内容はもとより、人物の設定も一切印象に残っていなかったから。「最近の鮎川哲也賞にしては、珍しいタイプの作品だなぁ」という感想しか残っていなかったのです。すみません。
 で、この作品。バスケ部の女子中学生と、その幼なじみの引きこもり少年のコンビによる学園モノの連作短編。伏線の配置も含めて手堅いし、筆致も軽やかで決して悪くはないのだけれども、個人的にはあまりフィットしなかった。若手が書いたのか中堅の作家が書いたのか分からない・・・といった感じ。斬新さという面では弱い。いわゆる青春ミステリとして響く方もいらっしゃると思うのですけれどもね。採点はギリギリこの点数で。

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