神と罌粟 |
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作家 | ティム・ベイカー |
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出版日 | 2020年07月 |
平均点 | 4.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 4点 | YMY | |
(2020/10/02 19:36登録) 長年にわたって女性を狙った殺人が続く、メキシコの国境近くの街。地道な捜査を続ける刑事、女性の地位向上のために働く活動家を中心に、さらにジャーナリスト、神父、麻薬カルテルの首領らの視点から、人々の権力と思惑が絡み合った事態が描かれる。 意外性ではなく、重さと激しさを印象に残す作品。決してスピーディーに読ませる小説ではない。結末も唐突な印象は拭えない。だが、事件の向こうに浮かび上がる絶望は生々しい衝撃を残す。 |