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ミステリの祭典

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血の雫

作家 相場英雄
出版日2018年10月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 バード
(2020/09/21 22:36登録)
震災による福島への風評被害や、ネット上に跋扈する悪意を題材とした、キャッチーな作品。テーマがやや重たいが、作者の意見を一方的に押しつける形ではなく、良い出来と感じた。ただ、被害にあった当事者だと、違う感想を抱くのかもしれないが。

ダメな社会派にありがちな、リアリティの無さによる安っぽい描写が少ないのも良い点。
寧ろ、ネット民の描写に関しては、それこそフィクションであって欲しいレベルの愚かさだが、残念ながら相当リアルと感じた。(モラルない書き込みや拡散行動が人を傷つける事件は、現実でも時々問題になっている。)
本来ならば、発信する前にリアルの自分が発言できる内容かを吟味、そしてその影響を想定する義務があるわな。自分も気を付けようと思いました。

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