誤殺 検事補アレックス・クーパー |
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作家 | リンダ・フェアスタイン |
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出版日 | 2002年07月 |
平均点 | 7.00点 |
書評数 | 1人 |
No.1 | 7点 | 空 | |
(2020/09/21 17:14登録) 自身がマンハッタンの検察官でもある作者による、性犯罪担当の女性検察官アレックス(アレクサンドラ)・クーパーのシリーズ第1作です。アレックスの一人称形式で語られるのは、コーンウェルのスカーペッタ検屍官シリーズの手法を意識して取り入れたのでしょう。しかし、作品構成はこの第1作から完全なモジュラー型で、殺人事件の他に、連続強姦事件の捜査や別の強姦事件の裁判など、検察庁が扱う様々な事件も並行して語られます。 それでも第1作ということで、メインになるのはアレックス個人に関わるもので、友人の有名女優が、アレックスの別荘近くで銃殺される事件です。しかも頭が吹き飛ばされていたため、最初は被害者はアレックスだと誤解され、新聞にもそう報道されてしまうのです。邦題の意味はそのことで、誤殺なのか、女優を狙ったものなのかが問題になります。結末は普通に意外な犯人が明らかになるものになっていました。 |