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ミステリの祭典

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秘仏探偵の鑑定紀行

作家 深津十一
出版日2020年04月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 makomako
(2020/08/14 21:20登録)
 仏像に触ると作成時の様子がわかるという特殊能力を持っている新米仏師の織田君と、ちょっと変わった歴史学者の八代准教授の二人で仏像の謎に挑むという推理小説とSFを混ぜ合わしたような設定です。
 仏像の謎に関して仏教的推察がちりばめられており私の好みのお話でした。
 SF的な解決ではなく、むしろ作成過程がわかるからこそ謎ができるといった設定はなかなか面白い。
 作者のほかの作品も読んでみよう。


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