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ミステリの祭典

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一族自刃、八百七十名

作家 南條範夫
出版日1985年05月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 斎藤警部
(2020/08/07 14:50登録)
一族自刃、八百七十名/燈台鬼/右大将暁に死す/悪源太奮戦/遊女地蔵/花の色は   (旺文社文庫)

燃え上がる残酷、持続する残酷、工夫ある残酷、豪快な残酷、静かなる残酷、ミステリファンの心情に訴える残酷絵巻の数々。。。。 なんたって『燈台鬼』! 以前クリスティ再読さんが夢野久作『瓶詰地獄』をミステリファン必修の非ミステリみたいに(言い方ちょっと違うけど)呼んでおられましたが、本作もそれに近い位置付け(久生十蘭『母子像』等と並び)、かも、知れません。 タイトルにインパクトあり過ぎの表題作も最高にヤバイです。全体的にとにかくヤバいです。夏の夜に沁みると思います。

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