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ミステリの祭典

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恋人たちの橋は炎上中
死ぬまでにやりたいことリスト

作家 エリザベス・ペローナ
出版日2017年01月
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 nukkam
(2020/08/04 22:31登録)
(ネタバレなしです) 2016年発表の「死ぬまでにやりたいこと」リストシリーズ第2作のコージー派ミステリーです。前作のおかげで「裸泳ぎのグランマたち」として有名になってしまったフランシーンたちですが、本書では「セクシーなピンナップガールになる」(つまるところセミヌード)に挑戦です。全く懲りてませんねえ(笑)。その撮影を屋根付き橋(エドワード・D・ホックの「サム・ホーソーンの事件簿Ⅰ」(1996年)では有蓋橋と翻訳されてましたね)で行うのですが突然何発も銃声が響き、銃弾のいくつかは橋に撃ち込まれ、おまけに川岸に倒れている男を発見する羽目になります。何が起きたのか、何の目的があったのかさえも曖昧で、プロットは複雑でコージー派とは思えぬほど読みにくい作品でした。事件の背景にファンタジー風というかSF風というかまさかの設定があって、ある人物の意外な素性にはとても驚かされます(容疑者数が少なくて犯人はちっとも意外でないのですが)。

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