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ミステリの祭典

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影が行く

作家 ジョン・W・キャンベル
出版日1995年09月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2020/06/18 16:09登録)
B級映画と揶揄されながらも、絶大な人気のあるSF映画の傑作「遊星からの物体X」(1982年ジョン・カーペンター監督)の原作です。内容は南極基地の氷の下に宇宙船と宇宙生物を発見するとものですが、SFというより人間の心理描写を主体にした物語です。短篇なので若干物足りなさを感じました。映画の方がスリルがあり、SF映画マイベスト5に入っています。これまで「遊星よりの物体X」(1951)、「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011)と3度にわたり映画化されています。2018年に著者の未発表の原稿が見つかり、本作「影が行く」は壮大な物語のほんの一部であることが分かったそうです。その映画化も企画されているようなので楽しみです。

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