home

ミステリの祭典

login
影の斜塔
警視庁文書捜査官シリーズ

作家 麻見和史
出版日2019年04月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 makomako
(2020/05/24 08:26登録)
 警視庁に文書捜査官なるものが果たしてあるのかいささか疑問ではありますが、本作品はその部署のシリーズもののようでした(シリーズはじめを読まず途中から読んだこととなりました)。
 絶対無理そうな捜査を申し付けられ、そこから直観のみ(のような)操作方法で、不思議と肝となるところを見つけ出してしまう。
 本当にこんな部署がありこんなミッションがまかり通っていたらむちゃくちゃのような気もしますが、お話を読んでいる分にはことに矛盾した感じは受けませんでした。
 それにしても警察内部ってこんな悪いやつばかりが出世しているのかなあ。
 まあお話として読むなら警察小説としては読みやすく悪くはないです。
 このシリーズは何冊か発行されているようです。ものすごく読みたいわけではないが、もうひとつふたつは読んでみようかなといった気にはなりました。

1レコード表示中です 書評