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ミステリの祭典

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悪の愉しさ

作家 石川達三
出版日1954年01月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 蟷螂の斧
(2020/05/17 22:07登録)
(再読)作品は戦争の爪痕がまだ残る1953年の発表で、翌年映画化されている。当時は倫理観も現在とは相当違っていた。そのような時代に新聞小説として発表されたことに驚きを感じる。内容的には現在ではどうということはないもので、身近な女性を征服し、最後は犯罪を犯すというもの。同僚が語る「結局彼は愛情に飢えていたんじゃないか」が印象的。

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