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ミステリの祭典

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義弟

作家 永井するみ
出版日2008年05月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 YMY
(2020/04/26 17:32登録)
血のつながっていないい姉弟の危機とその切迫した状況の推移がサスペンスプルに展開していく。個々のエピソードが丁寧に描写されているため、心の機微やとっさの行動について不自然さがない。まるで、自分の身に起きた悲劇のように読み進んでいってしまう。
また家族や恋愛の形が複雑だったり不確かだったりする現代ならではの要素を多く備えている。深い読み応えのある大人のミステリ。

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