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ミステリの祭典

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 盗まれた雷撃

作家 リック・リオーダン
出版日2006年03月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 まだ中学生(仮)
(2020/04/17 20:12登録)
ギリシャの神の血を引いていると突然告げられた少年パーシーが神々による戦争を止めるため、ニューヨークからロサンゼルスまで米国横断の冒険に出掛ける。
ギリシャの神々が米国に住んでいるという設定が面白い。神々の住むオリンポス山はエンパイアステートビルにあり、禁酒中の酒の神が飲むのはダイエットコーク。米国の都市や文化、ギリシャ神話について少しでも知識があれば、随所で笑ってしまうでしょう。
エドガー賞のミステリ作家だけに読者を引っ張っていく展開は見事。親に愛されない、親をうまく愛せない子供という現代的な問題をさりげなく描きながら、気持ちの良い読後感を残す。

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