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ミステリの祭典

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EQMM日本語版 1959年11月号 <41>

作家 雑誌、年間ベスト、定期刊行物
出版日不明
平均点5.00点
書評数1人

No.1 5点 弾十六
(2020/04/08 20:10登録)
表紙はクロード・岡本の貼り絵、モチーフは黒人の横顔。裏表紙の広告は早川書房 グレアム・グリーン選集の第1回発売。(どこにも早川書房以外の広告無し… 営業苦戦中か?)
カットは市田 喜一。異色2篇(アームストロングとフラナガン)がメイン。
具象の表紙絵だったのでびっくり。勝呂さん体調が悪かった?
書庫にあるハメット作品を初出順に読む試みの一環です。
まだ途中ですが、全体の暫定評価は5点として、短篇小説を読んだら追記してゆきます。
収録された小説は13篇。初出はFictionMags Index調べ。
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⑴ Broker’s Special by Stanley Ellin (初出EQMM 1956-1)「専用列車」スタンリイ・エリン 田中 融二 訳
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⑵ Three Men in the Garden by Lord Dunsany (初出EQMM 1959-8)「庭園の三人」ロード・ダンセイニ 井上 一夫 訳
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⑶ Child Missing! by Ellery Queen (初出This Week 1951-7-8 as “Kidnaped!”)「消えた子供」エラリイ・クイーン 青田 勝 訳
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⑷ What Would You Have Done by Charlotte Armstrong (初出EQMM 1955-7)「あなたならどうしますか」シャーロット・アームストロング 小笠原 豊樹 訳
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⑸ Won’t Somebody Help Me? by Helen Nielsen (初出EQMM 1959-1)「だれか助けて」ヘレン・ニールセン 福島 正美 訳
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⑹ Ten Per Cent of Murder by Henry Slesar (初出EQMM 1958-9)「10パーセントの殺人」ヘンリイ・スレッサー 森 郁夫 訳
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⑺ The Long Black Shadow by Rosemary Gibbons (初出EQMM 1959-2)「長い黒い影」ローズマリー・ギボンズ 田口 実 訳
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⑻ Ghost Town by Jack Schaefer (初出不明 1953?)「ゴースト・タウン」ジャック・シェーファー 水沢 伸六 訳: 評価6点
『シェーン』の作者による短篇。寂れた西部の町の話。なかなか気が利いている。実際にありそうな結末。
p82 八百ドル: 米国消費者物価指数基準1953/2020(9.69倍)で$1=1064円。$800は85万円。
p82 五十セント: 532円。
(2020-4-8記載)
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⑼ Doors in the Mind by Alan E. Nourse (初出EQMM 1958-4)「心の扉」アラン・E・ナース林 克己 訳
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(10) In the Morgue by Dashiell Hammett (初出Saucy Stories 1923-10-15 as “The Dimple”)「死体置場」ダシェル・ハメット 田中 小実昌 訳: 評価6点
ハメット第10番目の短篇。『チューリップ』所載の小鷹リストにはオプものだという記号#がついているが誤り。探偵ものではなく、妻を探す焦燥感に満ちたスケッチ。EQMM掲載時の題より、もとの題の方がずっと良い。翻訳も良いなあ。
(2020-4-8記載)
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(11) Suppose You Were on the Jury by Thomas Flanagan (初出EQMM 1958-3)「もし君が陪審員なら」トマス・フラナガン 宇野 利泰 訳
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(12) Leonardo Da Vinci, Detective by Theodore Mathieson (初出EQMM 1959-1)「名探偵レオナルド・ダ・ヴィンチ」シオドー・マシスン 吉田 誠一 訳
シリーズ2作目。
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(13) Show Biz by Robert Bloch (初出EQMM 1959-5)「ショウ・ビジネス」ロバート・ブロック 常盤 新平 訳
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読み物は『反対尋問(日本探偵小説の匿名時評)』『隣の椅子(有馬 頼義)13』『深夜の散歩15(福永 武彦)大はずれ殺人事件』『ふたりで犯罪を(映画の話・本の話)』『探偵小説不作法講座 第五講』『探偵小説風物詩(中内 正利)』

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