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ミステリの祭典

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月影村の惨劇
朝比奈耕作シリーズ

作家 吉村達也
出版日1992年08月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 ミステリ初心者
(2020/03/04 18:03登録)
 こちらのサイトにまだ登録されていないようだったので、追加しました。なにか間違いがあったらすいません。

 以下、ネタバレをしています。

 前情報なしで、”月影村の惨劇”という題名に惹かれて購入しました。しかし、この作品は5部作の4作品目のようでした。とはいえ、前シリーズを読んでいなくても大丈夫で、ネタバレなどもありません。
 また、題名から勝手に”閉鎖された村での連続殺人”系かと思い込んでいましたが、全くそんなことはありませんでした(笑)。

 内容については、あまり好みではありませんでした。
 話の内容が少々暗く、読みづらさを感じました。月舘幸子の不幸がきつくて読みづらかったです。また日本の音楽や芸能関連の話、演歌やミュージシャンなどの話もあまり興味がわきませんでした。
 メイントリックは足跡のない殺人、いわゆる雪の密室タイプですが、推理小説として価値があるトリックではありませんでした。

 シリーズ通して読まなければいけなかったかもしれません。しかし、栗本薫さんも、”長いシリーズものでもつまらない巻があってはいけない”的なことを書いていた(気がする)ので、やはり月影村の惨劇単体でも推理小説的な良さが欲しかったです。もし、全5部作読了して、印象が変わったら書評をつけなおそうかと思います。

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