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ミステリの祭典

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亀は死を招く

作家 エリザベス・フェラーズ
出版日2020年02月
平均点6.00点
書評数1人

No.1 6点 nukkam
(2020/02/27 21:34登録)
(ネタバレなしです) 1950年発表の本格派推理小説で舞台は地中海沿岸のフランスの港町、第二次世界大戦の傷跡が人々の心や生活に残っています。ホテルに集まった様々な国籍の人々が多彩に描かれ、やがて悲劇が起きます。地味な展開ながらも揺れ動く人間ドラマが退屈をぎりぎりで回避しており、サスペンスがじっくりと醸成されます。解決がかなり唐突感があるのと(ネタバレなしで説明しにくいですが)殺害トリックに感心できなかったです(確かピーター・ラヴゼイも使っていたような)。

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