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ミステリの祭典

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キリングクラブ

作家 石川智健
出版日2019年02月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 虫暮部
(2020/01/23 10:45登録)
 この導入部で『DINER』(平山夢明)を連想するのは致し方なかろう。正直、前半のうちは“或る種のパターンに則って上手に書いており見事、だがそれだけ”と悔し紛れのイチャモンのような感想だった。しかし後半の、設定自体をレッド・ヘリングに据えたが如き展開にはびっくり、脱帽。
 第四章、脳外科医の意外な行く末はとても面白かった。第五章の出版社のエピソードはその後に全くつながっておらず不要なのでは。

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