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ミステリの祭典

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竜が最後に帰る場所

作家 恒川光太郎
出版日2010年09月
平均点7.00点
書評数1人

No.1 7点 sophia
(2020/02/21 01:54登録)
●風を放つ 5点・・・何か起きそうで何も起きない。
●迷走のオルネラ 5点・・・何これ。
●夜行の冬 7点・・・「秋の牢獄」の世界観に似ている。ラストがちょっと分かりにくい。
●鸚鵡幻想曲 9点・・・「白昼夢の森の少女」にも2編あったメタモルフォーゼもの。前半を読んでいて後半こんな話になるとは全く予想できませんでした。
●ゴロンド 8点・・・壮大な話。手塚治虫の「火の鳥」のよう。

何と言っても「鸚鵡幻想曲」です。これですよ、これ。私はこの作者にこういうのを求めているんです。下手に縛りのある連作短編より、ワンアイディアで作れる独立した短編の方が向いてますよ絶対。「迷走のオルネラ」は現実的な世界観でのぶっ飛んだ話でどうも受け入れられなかったです。

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