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ミステリの祭典

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アッサム・ティーと熱気球の悪夢
お茶と探偵シリーズ

作家 ローラ・チャイルズ
出版日2020年01月
平均点4.00点
書評数1人

No.1 4点 nukkam
(2020/01/24 20:47登録)
(ネタバレなしです) 2019年発表の「お茶と探偵」シリーズ第20作のコージー派ミステリーです。今回はお茶というよりお茶会の紹介になっていますがこれがなかなか興味深く、終盤でのボザールのお茶会描写はいい雰囲気を醸し出しています(結局シークレット・シッパーはお茶会に来たんでしょうか?)。そんなわけで「お茶」に関しては合格点なのですが、肝心の「探偵」に関しては...困りましたね(笑)。ドローンを熱気球に衝突させて被害者を墜落死させるというのが珍しく、これで3人もの死者が出るのですが誰が狙われたのかについてはあっさり絞り込まれてしまいます(死者の1人は登場人物リストに載せてさえもらえません)。犯人の行動は矛盾だらけで、犯行後すぐに逃げなかったのは不審に思われたくないからというのは理解できますが、そのくせ結構目立つ振る舞いを繰り返して馬脚を現しています。推理による解決要素がほとんどなくて謎解きとしては物足りないです。

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