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ミステリの祭典

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白銀の墟 玄の月
十二国記

作家 小野不由美
出版日2019年10月
平均点8.00点
書評数1人

No.1 8点 八二一
(2019/12/25 20:40登録)
中国風異世界ファンタジーのシリーズで、18年ぶりの長編。舞台は独自の世界設定を持つ「十二国」。今回は行方不明の王を捜す話が主軸になる。シリーズを貫くのは、人のあり方から国のあり方まで、妥協せず理想を追い求める姿の力強さ。特に施政者と民の関係に焦点を合わせた本作からは、現実社会への問いかけが浮かび上がる。虚構だからこそ紡げるリアルがあると感じた。

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