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ミステリの祭典
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州検事
作家
マーティン・クラーク
出版日
2010年06月
平均点
5.00点
書評数
1人
No.1
5点
YMY
(2019/12/09 19:59登録)
出来の悪い兄と優等生の弟の古典的な対立、メイスンの恋愛と結婚生活、人生の残酷な皮肉、思春期の娘との関係、黒人の州検事補カスティスとの厚い友情。それらが主人公のメイスンを軸にじっくり描き込まれている。
「良心を行動の規範とする」とき、法という正義をどこまで貫くべきか?作者はこの作品で一つの答えを与えている。ラストの「人生は一筋縄ではいかない」という言葉が深い余韻を残す。
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